森林の多い日本だからこそでもありますが
親しまれ、使われてきた理由はたくさんあります。
日本の気候風土は、高温多湿の気候であり、夏と冬の気温差が30℃以上にもなります。
この風土を考慮した上で、耕和住宅が選んだ素材は国産桧材。
美しいツヤのある木肌はきめ細かく、木目が美しくそして耐久性も優れている桧です。
桧材は、シロアリ対策の薬剤が作られるほど、シロアリに強い材木です。
木製のものには安らぎを感じます。それは木の表面の小さな凹凸が光を分散し、光をやわらかくしてくれるからです。また、人が快適だと感じる光の反射率は50%~60%と言われ、木材の反射率とほぼ同じであるため、心地よさを感じるのです。
コンサートホールの多くの内装として木が使われています。それは、低音・中音・高音をバランスよく響かせる特性があるからです。木の表面の凹凸により音を複雑に反射させることで音に丸みと深みを与える効果があります。
木材には、水分や樹液が通る配管だった部分が乾燥し、空気が入ることで鉄やコンクリートでは感じることのないぬくもりを感じることができます。また、無垢材は時が経つにつれて味わいが深まり経年変化を楽しむことのできる素材です。
日本の伝統的な工法である木造軸組工法(在来工法)の家は土台・柱・梁のように”点”と”線”で構成されているので、間取りの自由度が高く、変更することが容易です。将来の家族構成の変化にも柔軟に対応できる良い工法です。
木は森で育った樹木の時から、住宅や家具などになる木材になるまでに変化していきます。水分や樹液の通る配管だった部分が乾燥し、空気が入るのです。それは強度や、調湿性、断熱性などいろんな面で良い効果となっています。いずれは土に還る自然な素材でもあり、私たちがこだわる部分となっています。
室内の空気が乾燥してくると、蓄えていた水分を放出し、梅雨のような湿気の多い時期には、空気中の水分を吸収してくれます。
木材は金属やコンクリートなどと違い空気を含んでいることで熱を伝えにくいという特徴があります。肌に伝わる自然な温もりを感じることができます。
太くて厚い木は簡単には燃えません。表面が炭化することで内部に酸素が伝わりにくく燃える速度が弱まるからです。火災で崩れ落ちることに注目すると鉄骨よりもはるかに丈夫です。
木は伐採された後も樹木として生きたのと同じだけ生きると言われます。桧材は伐採後強度を増す耐久性の高い木材です。また、防蟻性のあるのも特徴です。